今日も風に流されて

流行などに流されながら色々と

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そして私たちはにわかフレンズになった

ここ最近、話題急騰となっているアニメがあります。
「けものフレンズ」という作品ですが、気付いたらヤフーニュースにも出てくるほど。
一部では「ステマ」説なども出てきています。
いったいどうしてこうなったのか……?


ちょっと考えてみます。

そもそも「けものフレンズ」とは?

けものフレンズというアニメは今年の1月より始まったアニメです。
3DCGでの作品で、放送局は少ないことから、注目度はさほど高くはありませんでした。

けものフレンズ自体はゲームアプリやコミカライズなど様々な媒体での展開を行う作品です。
それだけを言えば「注目度が高くないメディアミックスでそんなに流行るか?」
と思うのですが、ほかと違う最大の要素がありました。

ゲームアプリ、2016年の12月におわりました。
じゃあなんでアニメ化するのか……とこの時点で頭を抱える案件です。

そんな一寸先は闇、といった具合に始まったアニメなのですが……。

製作も意図しなかった流行りなの?すごーい!

このアニメを製作しているのはヤオヨロズという会社。監督のたつきさんを軸に作られています。


もしかすると、「おや?」と思われた方もいるのかとしれません。
このヤオヨロズ、三年ほど前に作られた作品が一部で賑わいを見せました。

それが、「てさぐれ!部活もの」という作品。
アドリブパートが入るという斬新な構成に加え、インパクトしかないOPの存在感、そしてなんか目立つ監督。
放送開始から話題を呼び、3シリーズ放送されました。


まあ、この監督に関して色々と言いたいことはありますが、それはまた別の機会に。
こちらのアニメーション監督がたつきさん。
作品自体の監督としてはこのけものフレンズがテレビアニメ初監督となります。


そんなアニメですが、独特のCGに加えてカルト的支持を次第に集めたようで、気付いたときにはもうわけのわからないことに。
それを知ったたつきさんが「なにが起こっているのか」というツイートをすると「アニメを作ってるフレンズなんだね!」やら作品のキャラが言うような言い方でリプライが返ってきていたりと、もう魔界としか言えません。
見出しの「すごーい!」や「たーのしー」など、語彙力なんてそっちのけ、
とにかくふんわりとした感覚をも抱かせてきています。

僕も初回だけ見たフレンズなんだ!

実は、このムーブメントがくる一ヶ月ほど前に、ニコニコチャンネルの配信で視聴していました。

この時に感じたのは「朝アニメぽいな……」という感覚。
とにかく、深夜アニメにしては殺伐としていませんし、不穏な感じもあるとはいえ、そこまで表にでてはこない。
新鮮なアニメだなーとは感じていました。

が、結局継続しませんでした。
ニコニコチャンネルで2話から有料だったこと(他にポイント買ってみたい作品があるのが大きかった)に加え、
「初回にしては説明不足ではないけど、なんか合わないな」というところでした。
調べていると、「プリキュア感」という文言をみて妙に納得しました。
確かに、女児向けのアニメっぽいんですよね。
そこが、継続試聴のための壁なのだろうと思います。

それをこえると、後はただフレンズになるだけなのです。しかし、ただでさえネット配信で客が絞られるため流行るとは考えられませんでした。

わーい!アニメ見てないにわかフレンズなんだね!すごーい!

そうしていますと、気付いたら流行りがきていました。
そうなると、「流行りに乗り遅れたくない」人たちが集まるのは必至です。
ツイッターには、にわかフレンズが増えていました。
ですが、それは悪いことではないのかもしれません。


フレンズがふえるとたーのしー!ですからね。
というわけで、わたしも無事ににわかフレンズになりました。


ところで、ネットでのアニメなどのはやり廃りのサイクルはだいぶ早いのですが、
フレンズたちは生き残れるんでしょうか……?