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「けものフレンズ」を見た人に今こそおすすめしたいアニメ「てさぐれ!部活もの」

この冬世間を沸かせた「けものフレンズ」。
先日の最終話直前の11話までのニコニコ生放送一挙放送では過去の一挙放送を大幅に超えるコメント数を記録するなど、ネットの記録にも残る作品となっています。

さて、けものフレンズのアニメーション監督「たつき」氏なのですが、このブログで前々から触れているアニメ「てさぐれ!部活もの」もかつて手がけています。
作品の監督は石ダテコー太郎氏。最近話題になってましたね。悪い意味で。
話題になってた件についてはこちらを。
kyoukaze.hatenablog.com


上記の記事を見ると「そんな監督の作品かぁ」と思ってしまう人もいるかと思います。
恐らく知らなければ私も同じ考えを持ったかもしれません。

が、この作品。本当にオススメしたい。
確かに人を選ぶ作風ではあるのですが、騙されたと思ってみてほしい。
それだけの作品だと思います。

代名詞のOP

このアニメを語る上で外せないのがOP曲の「Stand Up!!!!」。
意表をついてきた曲で、視聴者を大いに困惑させました。
しばらく。曲の素材を使ったMAD作品も出てきているほど。

www.nicovideo.jp

曲を作ったのは井上純一さん。
大友ジュン名義で活動していたり、かつてはシャーマンキングのキャラソンを歌ったりとしているのですが、学生時代のダテコー氏のバイト仲間と言う縁からアニメの楽曲を手がけています。
この曲こそネタに走っているのですが、本人の歌はとても綺麗で爽やか。高音も透き通るかのようで、Youtubeやニコニコに自身の楽曲のセルフカバーとして投稿しているのですが、本当に上手いのです。

www.nicovideo.jp
※視聴者に「上手すぎてドン引き」とまで言われるEDの歌ってみた作品。
サビで鳥肌立ちます。

まあ、井上さん、大喜利ネタはつまらないということで評判なのですが…それはまた別のお話。

バランスの良いキャスト陣

このアニメのメインキャストとして4人がいるのですが、非常にバランスの良い構成なんですね。

経験者2人に若手2人という構成で、とてもバランスの良さを感じるのです。
…とざっくり言うのなら「ふーん」で済むのですが、ここまで想定していたのだろうか、という化学反応を起こします。

そもそも経験者2人がヤバい

三年生の先輩2人ですが、中の人は西明日香さんと明坂聡美さん。

…はい、彼女たちのことを知っている方なら既に察するものがあるのではないかと思います。
所謂ダテコー作品に過去出演したことがあるのですが、その時点ですでに捨て身な感じを醸し出していまして、そこら辺の安定感は流石なのです。
西明日香さんはダテコー前作の「直球表題ロボットアニメ」に続いてのキャスティング。
一期の最初はまだ洲崎綾さんという強力な相棒に出会う前だったはずなのですが、その時点で若手女性声優だよな…?と感じる捨て身感が若干ありました。
(初回のラジオを聴き直すと綺麗さがあって逆に鳥肌が立ちますが…)
後にラジオ内などで自身がくたぱん派などを公言し、くたぱん声優としての地位を確立することになります。
…一応、汚れ役に特化してるぽいんですが、ほかの作品では綺麗なキャラやってるんです。
きんいろモザイクの忍とか…

…あれ…綺麗…だったような…?

一方、明坂聡美さんはダテコーが世に名を馳せた「gdgd妖精s」以来。
初回のラジオでは、最初に放映する日本テレビに呼ばれた先で見覚えのあるメンツを見かけたことによる反応が結局芸風に繋がることになりました。
前作では二期の際にダテコー降板という事が起こるのですが、まさか後に再びやらかすとは思ってもいなかったでしょう。

期待の若手声優も

このキャスティングの中、実質主人公として大橋彩香さんがきました。
最初に彼女を知ったのは、「ファンタジスタドール」というアニメで、凄く可愛らしい声の人だなーと思っていました。
…そう、あの頃は。

ホリプロスカウトキャラバン出身でホリプロ期待の若手声優ということもあり、売り出し中ではあったのですが、こんな作品に出て大丈夫なのか、という心配もあります。
まあ、ご安心ください。
大丈夫なわけがない。

そもそも放送開始の頃に既に「へごちん」という概念が誕生していまして、既に「大橋彩香さんとへごちんは別」というネタまでできていました。
(へごちん誕生についてはてさ部とは関係のないところです)
まさか、ラジオ内で愛称「へご」が浸透するとは。
仮にもアイマス声優で歌も上手いしヒロイン系の声のアイドル声優なのに、何故若干の汚れ役方面に…。
ちなみにラジオ内で「くたぱん」であることを公言していました。(後にくたぱんはなくなる)

荻野可鈴という逸材

上記の3人はなんだかんだいって人気のある声優。
単なる映像をつけたラジオバラエティになるのですが、そんな中に一際目立つ存在がアクセントとしていました。
それが荻野可鈴さん。
雑誌モデル出身で、NHKにも出演していたり、雑誌モデルから成り立ったアイドル「夢みるアドレセンス」のリーダーを努めているといった経歴。
ニコニコ界隈では「アキバイエロー」で名は知られていましたが、このアニメでアニメのメインキャラとして抜擢(その三年前に声優デビューしています)されたわけです。
正直、未だにどういう経緯でキャスティングされたのかさっぱりではありますが…。

メンバー最年少ということもあり、本編ではどのような活躍をするのかと思っていたのですが、想像を遥かに超える奮迅ぶり。
4人の中では一番経験が浅いのですが、それを感じさせない声と演技力。
加えて、思いもよらないことをやってのけるといったことが多々ありました。
3期(※すぴんおふ扱い)での百合狼回での活躍っぷりも特に注目したいポイントです。
3人に負けないほどのインパクトがあるんですけども、キャラがもうほぼ本人に近いということもあるからか、上手くシンクロしていたのかな、というところがあります。

本編

そういった4人が集まった作品ですが、個人的におすすめしたいのは1期です。
シリーズとしては36回行われているんですが、そのうちの1期はメンバーがそれぞれの距離感を掴んでいく過程が見られます。
そしてこの作品の大きなポイントであるプレスコの形式もあり、収録のまとめ撮りもあることから、いい意味でも悪い意味でも限界値に近づくにつれて次第にイメージが崩壊していく様も見られていきます。
プレスコ収録からのアニメーションの映像をつけていくという行程ですので、動きも絶妙なところがあります。

2期以降も面白いのですが、正直なところ1期はスケジュールに余裕があったこともあり、各方面の余裕もあって一番安定感があるんじゃないかと。
2期は放映中に決まった連続での放送で、明らかにカツカツのスケジュールもあって、やりくりはしていたものの、そのゆとりのなさからキャストに頼る場面も多かった印象。
3期は……まあ、別のところで触れたのでそちらで起こった事態をご確認ください。

本編のついでにラジオも聞いてほしい

本編の延長線上にあるラジオがあるのですが(放送当時はニコ生で本編の後に連続配信していました)、そこでも次第にキャストが崩壊していく様が見え隠れしています。
改めて初回からきいているのですが、若干見え隠れしているところはありますが、回を重ねていくうちに闇の深さが目に見えていきます。

それもそのはず、本編とラジオの収録を同一日程で行うというどこをどう考えても過酷でしかないスケジュール。
疲れもあって、どんどん綻びと各方面へのdisが増えていきます。

ただ、それでもキャストの話を聞いていくうちに次第にハマっていくんですよね。私がそうでした。
そこのあたりも含めて、ラジオを聴いていって欲しいなと思います。

ところでなぜ今こそおすすめしたいのか

この冬話題騒然となったけものフレンズ、たつき監督と福原Pといったメンツが揃っていて同じヤオヨロズ製作ということもあって、実質「てさぐれ!部活もの」のスタッフの最新作と言っても過言ではないでしょう。(演出面こそやっている人が違いますが)
けものフレンズに関しては、ストーリーもしっかりしていて、アドリブに全てを任せたこの作品とは対極に位置するのですが、唯一名残を感じさせるのが「PPP予告」の一幕。
てさぐれ!部活もの」を思い起こすアドリブパートを思い出させるつくりになっています、
時間こそほんのわずかですが、ヤオヨロズの作品としてのエッセンスが残っていると感じています。

けものフレンズのアニメは好評で新作映像の製作も決まっています。
どの形での新作になるかは分かりませんが、それまでの期待を込めつつ、「てさぐれ!部活もの」を視聴されてはいかがでしょうか?